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イボが怖いコンジローマの治療方法

2019年09月24日
病原体

尖圭コンジローマは病原体が性器周辺に感染することで起こる性感染症のひとつで、ヒトパピローマウイルス(HPV)が原因で症状が発症します。このウイルスは皮膚や粘膜の上皮に感染して繁殖をするという特徴を持ち、100種類を超えるタイプが知られています。危険性が高いタイプのウイルスは子宮頸がんの原因になることが知られていますが、尖圭コンジローマを引き起こすウイルスは危険性が低いタイプに分類されます。

尖圭コンジローマは主に性行為によって感染し、3週間~数ヶ月ほどの潜伏期間を経てから性器や肛門の周辺にイボ(良性腫瘍)を発症します。イボの大きさは1~3mm程度で、色は白・ピンク・褐色・黒などさまざまです。イボの形ですが、乳頭状のものやカリフラワー状のものあがります。多くの場合はイボができても痛みなどの自覚症状が出ることがなく、違和感を感じる程度です。イボができる場所やサイズによっては、疼痛・かゆみ・性交痛や性交時の出血などの自覚症状が出る場合があります。

コンジローマの症状が出た場合は、積極的に治療をしてイボを治癒させることができます。従来は、液体窒素を使用した凍結療法や電気メスなどでイボを破壊または切除する方法が用いられていました。これらの治療法は物理的にイボを除去した後も病原体は皮膚の内部に残留しているので、再発を繰り返すというデメリットがあります。治療後に再発をすると、再び性交痛や出血に悩まされることになります。

最近は外用薬(塗り薬)で治療をする治療法があり、婦人科などで診察を受けるとイミキモドを有効成分とするベセルナクリームが処方されます。有効成分のイミキモドが皮膚内にある免疫応答細胞(免疫細胞)に働きかけることでヒトパピローマウイルスを攻撃させ、病原体を死滅させることで治療効果を発揮します。ベセルナクリームの使用方法ですが、1日おきに就寝前に患部に適量を塗布して、起床後に石鹸で洗い流します。イボが消失した後もウイルスが残っているので、8週間以上にわたり塗布と洗浄を繰り返す必要があります。

ベセルナクリームを用いた治療は完治までに長い期間を要しますが、外科的な治療法と比較すると負担が少ないというメリットがあります。ウイルスに対する免疫力を高めるため、治療後に再発を防ぐ効果も期待できます。液体窒素による凍結療法や電気メスで切除する治療法だと傷跡が残ってしまいますが、ベセルナクリームを使用すれば傷跡が少ないというメリットもあります。

日本ではベセルナクリームは医療用医薬品に指定されているので、医師の処方箋がないと購入することができません。自分で治療をしたい場合には、通販サイトを利用して海外から個人輸入してベセルナクリームを入手する方法があります。通販サイトによっては、ベセルナクリームと同じようにイミキモドを有効成分とする安価なジェネリック医薬品が販売されています。ジェネリック医薬品であっても、治療効果・使用方法・治療期間は先発薬と同じです。